コーヒーサイズ
2010年 04月 05日
春風が大暴れしている。
そりゃ見てしまうさ、スカートレディ。
しかし、すぐに前を向き直して歩いてゆきます。
頑張れおれ2010。
早いもので春渦中。
サクラもキレイ。
最近、空き時間をカフェで過ごすことが多い。
『2010年、頑張る帳』にあれこれ書き込んだりしているのだ。
そこで困るのが、都心によくある「コーヒー下さい」といってもコーヒーというメニューがないお洒落なカフェだ。
最近では慣れてきたが、初めて入ったときは大変だった。
「申し訳ありません。当店にはコーヒーというメニューはないのですが…」
メニューを見ると、『なんとかラテ』とか『なんとかモカ』とか分かりにくい英語とカタカナが並んでいる。
後ろに人が並んでいるのでなお焦ってしまう。
「じゃあ、ブレンドコーヒーで」
「申し訳ありませんブレンドコーヒーというのも…。
こちらのメニューの中からお選び下さい」
ここは喫茶店だろー!
心で叫んで顔で平静。大人やね。
しかし、もし僕が博多のラーメン店主だったら大変なことになる。
「コーヒーつったら、お前らが一番美味しいと思うコーヒー出せばよかったい!」
僕はメニューの中から無難そうなやつを指差して注文する。
「サイズはいかがいたしましょう?」
…
「普通でお願いします」
「申し訳ありません、当店には普通というサイズはないのですが…」
ぼっこーん☆(ちゃぶ台をひっくり返す音)
もし僕が博多のラーメン店主だったら大変なことになる。
「きさん、普通つったら普通のやつをもってくればよかったい!
たくさん飲みたきゃ替え玉(おかわり)するったい!
麺は残してもスープは残すな、ボケがぁー!」
メニューに書かれてあるサイズは『S』『T』『G』『V』と4段階に別れている。
なるほど、真ん中がない。
これじゃ「普通がない」という返答にも納得ができる。
ばかなやつらだ。
せめて3段階にしてればよかったものを(バカはお前だ)。
しかし、『S』はスモールとしても他の『T』や『G』、『V』とはなんなんだ。
なぜビックの『B』がない?
『V』ってなんだ、ビンテージか?
いや、古くてどうする。サイズの話だろ。
ビクトリーか。
そうすると『T』は、タンブラーか。
タンブラーでコーヒーが出てくるってか…。
時代は変わったな。
僕は無難な『G』ジャイアントで注文する。
「グランデですね。かしこまりました」
…
もう、日本なんだから『大吉』とか『中吉』とかにしろよ。
実際は『S』はショート、『T』はトール、『G』はジャイアントではなくグランデというらしい。
『V』は忘れてしまったが、コーヒーをコーラのように飲みたい人が注文するそうだ。
最近では慣れてきて『G』を指差し「ギャラクシー下さい」など真顔で注文したりする余裕も出てきた。(本人はユーモアのつもりだが、店員は笑いをこらえるのに必死)
しかしそうは言っても実際、お洒落なカフェのカフェは美味しい。
確かにうるさいだけのことはある。
博多のラーメン店主は頷かさせれなくても、僕は頷かさせられてしまうのである。
『ウインナーコーヒー』を、コーヒーの中に極上の粗挽きポークウインナーが入っているコーヒーだと本気で思っていた青年だったが、すっかりシティーな大人になってしまったものだ。
芽吹き、花開き、それらが風に揺れる4月。
色彩と息吹が世界を明るく活気づける。
真新しい少し大きめの制服は、新入生。
満員電車に目をぱちくりさせているのは、新社会人。
ほら、今度はぐっと空を見上げてみて。
絡み合う電線は、X軸とY軸。
一瞬に放物線を描いたのは、大人になって帰ってきたツバメ。
うーーん、春だ。
公園のベンチと缶コーヒー。
こんな日は青空喫茶も悪くないね。
さあ、素敵な時間を過ごそう。
そうこうしているうちに、すぐに暖かくなるよ。
そして、コーヒーをがぶ飲みしたくなったらお洒落なカフェで言うといいよ。
「コーヒー、ビクトリーで!」
【そりゃあ、虫達もほっとかないさ】
そりゃ見てしまうさ、スカートレディ。
しかし、すぐに前を向き直して歩いてゆきます。
頑張れおれ2010。
早いもので春渦中。
サクラもキレイ。
最近、空き時間をカフェで過ごすことが多い。
『2010年、頑張る帳』にあれこれ書き込んだりしているのだ。
そこで困るのが、都心によくある「コーヒー下さい」といってもコーヒーというメニューがないお洒落なカフェだ。
最近では慣れてきたが、初めて入ったときは大変だった。
「申し訳ありません。当店にはコーヒーというメニューはないのですが…」
メニューを見ると、『なんとかラテ』とか『なんとかモカ』とか分かりにくい英語とカタカナが並んでいる。
後ろに人が並んでいるのでなお焦ってしまう。
「じゃあ、ブレンドコーヒーで」
「申し訳ありませんブレンドコーヒーというのも…。
こちらのメニューの中からお選び下さい」
ここは喫茶店だろー!
心で叫んで顔で平静。大人やね。
しかし、もし僕が博多のラーメン店主だったら大変なことになる。
「コーヒーつったら、お前らが一番美味しいと思うコーヒー出せばよかったい!」
僕はメニューの中から無難そうなやつを指差して注文する。
「サイズはいかがいたしましょう?」
…
「普通でお願いします」
「申し訳ありません、当店には普通というサイズはないのですが…」
ぼっこーん☆(ちゃぶ台をひっくり返す音)
もし僕が博多のラーメン店主だったら大変なことになる。
「きさん、普通つったら普通のやつをもってくればよかったい!
たくさん飲みたきゃ替え玉(おかわり)するったい!
麺は残してもスープは残すな、ボケがぁー!」
メニューに書かれてあるサイズは『S』『T』『G』『V』と4段階に別れている。
なるほど、真ん中がない。
これじゃ「普通がない」という返答にも納得ができる。
ばかなやつらだ。
せめて3段階にしてればよかったものを(バカはお前だ)。
しかし、『S』はスモールとしても他の『T』や『G』、『V』とはなんなんだ。
なぜビックの『B』がない?
『V』ってなんだ、ビンテージか?
いや、古くてどうする。サイズの話だろ。
ビクトリーか。
そうすると『T』は、タンブラーか。
タンブラーでコーヒーが出てくるってか…。
時代は変わったな。
僕は無難な『G』ジャイアントで注文する。
「グランデですね。かしこまりました」
…
もう、日本なんだから『大吉』とか『中吉』とかにしろよ。
実際は『S』はショート、『T』はトール、『G』はジャイアントではなくグランデというらしい。
『V』は忘れてしまったが、コーヒーをコーラのように飲みたい人が注文するそうだ。
最近では慣れてきて『G』を指差し「ギャラクシー下さい」など真顔で注文したりする余裕も出てきた。(本人はユーモアのつもりだが、店員は笑いをこらえるのに必死)
しかしそうは言っても実際、お洒落なカフェのカフェは美味しい。
確かにうるさいだけのことはある。
博多のラーメン店主は頷かさせれなくても、僕は頷かさせられてしまうのである。
『ウインナーコーヒー』を、コーヒーの中に極上の粗挽きポークウインナーが入っているコーヒーだと本気で思っていた青年だったが、すっかりシティーな大人になってしまったものだ。
芽吹き、花開き、それらが風に揺れる4月。
色彩と息吹が世界を明るく活気づける。
真新しい少し大きめの制服は、新入生。
満員電車に目をぱちくりさせているのは、新社会人。
ほら、今度はぐっと空を見上げてみて。
絡み合う電線は、X軸とY軸。
一瞬に放物線を描いたのは、大人になって帰ってきたツバメ。
うーーん、春だ。
公園のベンチと缶コーヒー。
こんな日は青空喫茶も悪くないね。
さあ、素敵な時間を過ごそう。
そうこうしているうちに、すぐに暖かくなるよ。
そして、コーヒーをがぶ飲みしたくなったらお洒落なカフェで言うといいよ。
「コーヒー、ビクトリーで!」
by a_k_essay
| 2010-04-05 06:57